「チューペット」には色んな味があるという事ですが、その種類についてやカロリー、賞味期限はどれ位持つものなのか、またチューペットが昔販売中止になったという事についても調べてみました。
目次
「チューペット」にはどんな味がある?
【ポキッと折れてチューチュー吸うあのアイス】の事を「チューペット」と呼んでいる様ですが、これは厳密に言えば「チューペット」というのは商品名ですので、【ポキッと折れてチューチュー吸うあのアイス】が全て「チューペット」だというわけではありません。
「絆創膏」の全てが「バンドエイド」という商品ではないのと同じことです。
ここでは【ポキッと折れてチューチュー吸うあのアイス】を総称して「チューペット」と呼んでいるのだと考えて、それら「類似品」も含めた味についてアマゾンで調べてみました。
「商品情報」でカロリーや賞味期限について記載しているものは併せて紹介しています。
アキヤマ プラレール クリームソーダドリンク
味:プレーンソーダ、メロンソーダ、ストロベリーソーダ
1本70mlあたり エネルギー:25キロカロリー
ポキポキ ヨーグル
味:全糖リンゴ果汁10%入り乳酸飲料
シークヮーサージュース
味:シークヮサー
くるくるぼーゼリー
味:サイダー味、クリームソーダ味、グレープ味
1本52gあたり、エネルギー:26キロカロリー
伊江島ファーム さとうきびチューチュー
味:原材料がサトウキビなので、サトウキビ味です。
【賞味期限】 製造日より12ヶ月
で、チューペットの賞味期限はということですが、色々見たところ、
「チューペット」は液体で市販されているので、外袋に賞味期限が記載されています。
大体6月~12ヶ月くらいの様です。
但し書きとして、【射日光、高温多湿のところは避け、常温で保存して下さい。開封後はなるべく早くお召し上がりください。】との記載もありますので、それを守った上での賞味期限ということですね。
カロリーについては、
使っている原料にもよりますが1本あたり25~30キロカロリー位の様です。
それほど高いカロリーではないので、ダイエットにも使えるかもしれません。
「チューペット」が生産中止になった事があるって本当?
たくさんの「類似品」が発売されている「チューペット」ですが、「生産中止」「販売中止」になったのは、前田産業という会社から発売されていた「チューペット」です。
この前田産業の「チューペット」は「チュッチュチュチュチューペット♪」
(…あれ、チュの数があってない気も…)
というコマーシャルを流しており、1975年から発売をしていたので「本家チューペット」とも言うべき商品です。それが何故販売中止する事になったのか?というと…。
2009年5月に発生した「カビ混入問題」がきっかけでした。
直ちに前田産業は商品の販売を中止し、自主回収してなぜカビが混入したのかの原因を究明した結果、チューペットを製造する際に、原液を115℃で殺菌した後、容器に詰めて85℃で殺菌するのですが、このときに混入していたカビは後者の85℃殺菌では死滅しないものであったとみられます。
(ただし、毒性は弱かった)
前田産業は、この結果を受けて検討の結果
- 再発防止の為にかかる設備投資費が甚大であること
- 85℃以上の高温で殺菌すると容器が破損するおそれがあること
以上の理由から生産再開を断念。販売中止する事になりました。
また、このような声明も出していました。
消費者各位
2009 年 8 月17日
前田産業株式会社
チューペットの生産、販売の終了について
平素は弊社製品に格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、弊社で製造、販売いたしておりますポリ容器飲料「チューペット」につきまして、
今年度 5 月以降、生産工程上の不具合により生産を休止、出荷をストップしておりました
が、このたび生産の終了を決定いたしましたのでご連絡いたします。
生産の休止以降、早期再開を目指し工程上の不具合解消に努めてまいりましたが、ライ
ン設備の老朽化もあり、施設・設備の改善改良に思った以上に時間、費用がかかることが
判明してまいりました。
これ以上時間をかけても再開の目途が立たず、お客様にもご迷惑をおかけすることにもな
りますので、やむなく生産再開について断念することを決定いたしました。
「チューペット」は 1975 年(昭和 50 年)に発売を開始以来、長年に亘り夏の定番とし
て多くのお客様にご愛顧いただいてまいりました。
皆様に慣れ親しんでいただきました「チューペット」の生産終了は弊社といたしましても
誠に残念ではございますが、事情やむなく決断した次第でございます。
長年に亘るご愛顧に深く感謝申し上げます。
なので今出回っている「チューペット」は前田産業の「チューペット」ではありません。
他メーカーが販売している類似品となります。
ですが、チューペットという名称が今でも使われているのを考えると、とても愛された商品だったんでしょうね。
…で、前田産業のチューペットはこうなったのだけど、他の企業では大丈夫なの?という素朴な疑問があるのですが、今のところ同様の事件が発生したという話は聞いていませんので安心して「チューペット」を食べていただければと思います。
他にもアイス記事があります。ぜひ、合わせてご覧ください。