コミック、ポップカルチャーの世界最大級イベントであるコミックマーケット、通称コミケ。
3日間を通して開催されるこのビッグイベントには述べ50万人以上の来場者が訪れる。
気になってはいても同じ趣味の友大地はいないし、1人で行っても楽しめるかな?と不安になってしまうのも仕方ありません。
1人でも、1人なりの楽しみ方は様々あります。
順にご紹介いたしましょう。
目次
1人でのコミケ参加者なんているの?
勿論います、いわゆる「ぼっち」は決して少ない比率ではありません。
初コミケで1人参加です
— 園田カジャ (@3s13k) 2014, 12月 28
でも、楽しかったー!汗で霞とかどんだけ!って思うけどそれもまたネタ(笑)コミケに、来られてよかった。あそこにいると、たとえ1人参加でも全然さびしくないんだよね。周りもそういう人多いし、サークルの人に「いつも読んでます!」とか挨拶できるし。
— 波多野彩夏 (@hatano_ayaka) 2013, 8月 11
コミケ小話:参加歴10年でほぼずっと1人参加の私は、一般入場待機列で周りの観察や会話に耳を傾けたりして時間を潰してるわけですが、意外に女性グループより男性グループの方が会話聞いてると面白いです
— まるり (@maruri_japan) 2013, 6月 5
少し前までは1人で行動するのにはそれなりの勇気や行動力が必要とされてきましたが、昨今では1人を楽しむ雰囲気が作られていますよね。
寂しいかどうかは本人が決めることであり、はたから見て判断されるべきではありません。
たとえ1人だろうと、楽しむことは出来るし現に楽しんで参加している人は沢山いるのです。
それでもちょっと不安、1人で行って本当に大丈夫かな?
気持ちの問題は何とでも出来ますが、1人での参加のときに不安になってくるのは、あの大軍勢のなか、知り合いも無く1人で参加、トラブルが起こったときの対処や安全に関してですよね。
前提としてコミケは参加者1人1人のモラルと心構えにかかってきているイベントです。
「コミケで年齢確認はある?高校生や未成年は参加禁止なの?」でも書きましたが、事前準備は勿論、自分の行動と安全に責任をとれる人間であれば大人だろうと子供だろうと参加が許され楽しむことを認められているイベントです。
原則としてルールは守り、人に後ろめたい行動をとらないよう毅然としていましょう。
コミケ1人参加のメリットは気兼ねなく好きなときに好きな場所へ、好きなように見て回れることです。
勿論、会場の混雑で思うとおり動けないことはありますが、どこに何時間並ぼうと、時間を早く切り上げようと全ての行動が自分で決められるのは気楽で良いですよ。
ただ、良いことばかりでないのも事実。
朝早くから会場を待つ待機列への1人参加はコミケに慣れない内であればあまりオススメはできません。
コミケ1人参加のデメリットとして、どうしてもついて回るのが待機列、行列から外れる際の対応です。
並ぶ時間は並ぶ場所によって千差万別、トイレや帰宅路でも行列が発生することがあるので自分の体力が見極められない場合1人参加では大きな障害として立ちふさがります。
>>コミケのトイレの混雑で戦争状態!トイレのために待機列を離れることはできる?
本当に楽しめる?オススメの1人参加方法
1人参加が慣れない内はお目当ての頒布物は通販などを利用し手に入れる手段をとり、会場の雰囲気を楽しむため昼過ぎ頃からくるのが安全でしょう。
会場には赴くだけでも楽しむことが出来るので、まずはコミケがどんな場所かをしって知識を蓄えましょう。
楽しみ方は人それぞれ、例を挙げてみますので、次回はあなたにあった参加方法で1人参加に挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
1.コスプレエリアに行ってみる
カメラを持ってコスプレエリアへ足を運んでみましょう。
コスプレに興味はないし、三次元が二次元に適うとは思えない!とお考えの方もいるかもしれません。
しかし、特に祭典と呼ばれるコミケのコスプレ参加者、一般にレイヤーと言われる人たちのコスプレクオリティはとても水準が高いのです。
また、アニメキャラクターやゲームキャラクターに拘らず様々なモチーフのコスプレイヤーを見ることが出来、一種のショーであるかのように錯覚させてくれます。
子供の頃に見た、昔懐かしい戦隊ヒーローのコスプレや個人オリジナルのハイクオリティ衣装を見ることも出来るでしょう。
雰囲気を楽しみ1枚2枚お気に入りの写真を撮って、帰宅後、写真をみれば「ああ、あれが楽しかったな」「こんな面白い人がいたんだな」と思い出を反芻させることが簡単に出来ます。
2.Twiterのフォロワーに会いに行く
参加自体は1人でも、コミケ会場でコミュニケーションをとることが出来ないわけではありません。
特にTwitterなどで繋がっているフォロワーの中にコミケへ参加する人がいれば、無理の無い範囲で合流してみるのも楽しいでしょう。
互いになにを買ったのか、どこが良かったのか、並ぶのが大変だったなど、たわいの無い会話でもそれが後の思い出として残ります。
3.会場の端から端まで歩いてみる
特に買い物の目当ても無く会場の雰囲気を楽しみたいのなら、東館から西館までゆっくり歩いてみても良いかもしれません。
勿論、ゆっくり、といってもダラダラと牛歩で進んで周りに迷惑をかけるのはいけません。
コミケ開催中の東京国際展示場、ビッグサイトは何処を見渡しても人、人、人、人だらけです。
人間観察、というと、なにやら高尚で鼻にかかった高慢なイメージもありますが、彼らが何をもっていて、何を買って、と眺めてみるだけでも興味深いものです。
4.ロードローラー買いをしてみる
これはお財布に余裕がある方に限られますが、好みのジャンルを絞って、俗に島といわれるテーブルの1ブロック内のサークル全ての頒布物を1部ずつ購入してみるのです。
意外と端から端まで買って回るというのはチャレンジングなことで勇気がいることなのですが、新たな発見が眠っているときもあります。
島は同じジャンルの同一傾向作品がまとめられている場合が殆どなので、同じジャンル、同じカテゴリーでも表現者が違えば全てが違う、ファンの頒布物だからこそ出会える面白みがあります。
昨今では1人で行動すること、ぼっちが嘲笑の対象ではなくなってきています。
寂しい人ね、と言われるよりは、行動力があるね、といわれる個々を重んじる世相になってきているからだと推測します。
コミケでは1人でのデメリットもありますが、1人参加でのメリットも同じくらいに多彩です。
是非一度試してみてくださいね。
コミケに行くなら以下の記事も役に立ちますよ!!
>>コミケの行き方!交通手段は車、電車、バイク、自転車、どれがいい?
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